老人ホームやデイケアセンターなどの介護施設で契約社員として働く場合は、介護業務だけでなく、パソコン作業にも携わらなくてはならないだろう。たとえ契約社員であっても、幅広い業務に関わり施設に貢献することを期待されてしまうのだ。しかも、基本的には、希望を出さない限りは拘束時間も正社員と同様に設定されるケースが多いといわれている。
しかし、正社員と決定的な差があるのは、介護サポートをする際、人員不足を補う役割を果たせないと契約を打ち切りされる可能性があることだ。介護業務やパソコン作業を施設の希望通りに進められなかった場合、雇い主の施設から打ち切りされてしまう可能性は否めないだろう。そのため、真面目に働く有能な人材として施設に貢献できることを証明することが、契約社員として長く働くためには必要なのだ。マニュアル通りの業務を行うだけではなく、施設の利用者と積極的に話をしたり、職場仲間と交流を深めて、滞りなく業務を行えるように努力することが求められるのだ。
とはいえ、契約社員んとして働くことにもメリットはある。それは、多くの介護施設を渡り歩くことができるという点だ。通所型だけではなく、老人ホームや訪問型など、さまざまな介護施設で経験を積むことができるので、自分に合った介護施設がどのようなタイプなのかを判断しやすくなる。そのため、介護業界の実情を見て回ったり、正社員を目指すときに契約社員として働いた経験が活かせるはずだ。